2023年8月リリース予定のWordPress6.3はLCPのSEOパフォーマンスが向上

2023年7月16日

2023年8月にリリース予定のWordPress6.3では、WebサイトがCore Web VitalsのSEOスコア、特にLargest Contentful Paint(LCP)に関してより良いスコアを獲得できるようになると発表されています。

ページスピードはGoogleのランキング要因としては小さいと言われていますが、WooCommerceなどのECサイトの場合は売上アップにつながり、クリック数や回遊率を向上させることができるため、ページスピードは依然重要な指標になっています。

ユーザーエクスペリエンスを重視することは、ユーザーがウェブサイトをどのくらい長く利用するか、そのサイトを薦めるかどうか、何度も訪れてくれるかどうか、本来のWebサイト(情報を提供する)に回帰しています。

もちろん、速度だけ重視するのであればWordPressにこだわる必要は全くありません。
WordPressのメリットはリテラシーが低くても、誰もが更新しやすく、何の専門用語も知らずとも素晴らしいWebサイト(企業サイトや情報サイト)を提供できる事が全てではないでしょうか。


フェッチプライオリティHTML属性を追加する新機能

フェッチプライオリティは、HTMLではfetchpriorityと表記され、画像、CSS、JavaScriptなどのウェブページ要素(リソース)のHTML属性

フェッチプライオリティの目的

サイト訪問者がブラウザで見るコンテンツをレンダリングするために、どのウェブページ・リソースを最も速くダウンロードする必要があるかをブラウザに伝えること。

ビューポートにないコンテンツ、つまりユーザーが見るためにページをスクロールしなければならないコンテンツは、ページの一番上にあり、サイト訪問者のビューポートにあるコンテンツよりも優先順位が低くなります。

WordPress6.3のフェッチプライオリティによって、パブリッシャーはどのリソースの優先度が高く、どのリソースの優先度が低いかをコントロールすることができるように。

尚、WordPressがフェッチプライオリティで評価されている一つとして、最小サイズのしきい値の画像にのみ適用されるということです。
つまり、ナビゲーションボタンのような小さなリソースにはフェッチプライオリティ属性は適用されません。

WordPressの自動フェッチプライオリティのもう一つの特徴として、既存のフェッチプライオリティ属性を上書きしないこともアナウンスされています。


アップデート前の注意点サードパーティプラグインに影響する可能性

WordPressのアナウンスでは、Lazy Loadに依存しているプラグイン開発者に、この変更がアナウンスされており、古いロジックに依存していたサイトは、プラグインを更新する必要が出ててきます。
保守依頼を行なっていないサイトは、必ずプラグインの開発元情報もこのタイミングで確認しておく事が重要になります。


WordPressのコアウェブバイタルSEOの改善

WordPressは、Largest Contentful Paintを最適化するためのこれらの属性の正しい実装に影響を与える複数のバグも6.3で修正されるとの事。WordPress6.3では他にも様々な点がアップデートされる予定となっていますので、オフィシャル情報の開発ロードマップもご確認ください。

https://make.wordpress.org/core/6-3/


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