Googleアナリティクス(GA4)が4つのモデルを削除、カスタムメトリクスを追加

2023年10月27日

Webであってもappであってもアクセス解析みてますか?伸びていないサイト、ものすごく伸びているサイトと様々なですが、定番人気のWebサイト成功事例は近日中に公開予定です。


要約


グーグルは、グーグルアナリティクス4(GA4)のプロパティにアップデートが行われることを発表。
https://support.google.com/analytics/answer/9164320

2023年10月中旬をもって、特定のアトリビューションモデルがプラットフォームから削除されていきます。(他にもGA4はものすごく変更点が多くなってきています)

同時にGoogleは、ビジネスニーズに合わせたカスタムメトリクスを作成できる新しい「計算されたメトリクス」機能を導入。

ファーストクリック、リニア、時間減衰、ポジションベースのアトリビューションモデルは、来月にはすべてのGA4プロパティで段階的に廃止される予定。

現在これらのモデルを使用しているアカウントは、デフォルトのアトリビューションが有料およびオーガニックデータドリブンモデルに切り替わるとの事。ラストクリックのような他のモデルは引き続き利用可能である。


なぜ削除するのか?削除の影響は?

4つのアトリビューションモデルが削除されることで、これらのモデルを中心にキャンペーンや戦略を最適化してきたマーケティング担当者に影響が及ぶ可能性がある。

これは、Google AnalyticsのユーザーをGoogleのAIを搭載したアトリビューションモデルに押しやる可能性がある。Google独自のシステムに依存することで、アトリビューションの仕組みを理解することがさらに難しくなる可能性がある。

この変化を相殺するために、Googleアナリティクスは、ユーザーが数式を使用して標準またはカスタムメトリクスを組み合わせる方法である計算メトリクスを開始予定するとの事。

(クライアントも楽しくみていた、楽しいUA時代に戻って頂ければいいのですね)


メトリクスの活用

Googleによると、計算メトリクスは、ユーザーが基本的なビジネスロジックをメトリクスに組み込むことで、直接的な意思決定を可能にする。

管理者権限を持つユーザーは、標準的なプロパティごとに最大5つ、Analytics 360プロパティでは最大50の計算メトリクスを構築できる。この新機能は、レポート、探索、Analytics APIで利用可能に。

計算メトリクスは、より多くのカスタマイズを提供する一方で、潜在的なマイナス面もある。

マイナス面

ユーザーに複雑な計算メトリクスの作成を許可すると、チームやレポート間で混乱や不整合が生じる可能性があります。

適切なガバナンスは、計算されたメトリクスがきちんと文書化され、論理的に構造化されていることを保証します。ユーザーには、過度に複雑な計算式ではなく、実際の価値を提供するメトリクスの構築方法に関するトレーニングが必要に

(2度目:クライアントも楽しくみていた、楽しいUA時代に戻って頂ければいいのですね)


変更に備える

これらの変更を避けるために、Googleは既存のアトリビューション設定を監査することをお勧めします。削除された4つのモデルに依存しているレポートや戦略は、別のアトリビューション方法に移行する必要があります。

事前に異なるアトリビューションモデルをテストすることをお勧めします。マーケティング担当者は、計算された指標をどのように作成し、管理し、組織で活用するかについて計画を立てる必要があります。

Googleが変更を事前に通知したことで、企業に定期的レポートを提出しているアナリティクスチームは準備の時間を得ることができるわけですが、Googleの進化するプラットフォームに合わせてワークフローと戦略を適応させることは、今後も継続的にバランスを取る作業となり、クライアントが理解できない内容になってしまわないツールにならない事を弊社では願っております。

尚、簡易的なレポートだけでも中・小規模サイトの場合は比較的簡単にアクセス流入させる事が可能ですので、サイトでお悩みをかかえている場合はフォームよりお気軽にお問合せください。


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