2023年10月14日
グーグルは、2024年第1四半期から、Chromeのサードパーティ・クッキーのサポートを段階的に廃止し、ユーザーの1%に対してクッキーを無効にすると発表した。
公式アナウンス: https://developer.chrome.com/blog/cookie-countdown-2023oct/
この最初の非推奨措置は、2024年第3四半期までにすべてのChromeユーザーを対象としたより広範な段階的廃止に先行して実施されます。
サードパーティのクッキーは、ユーザーがウェブを閲覧する際の便利なクロスサイトトラッキングを可能にしてきた。
グーグルは、不正行為の防止や適切な広告の配信といった重要なニーズをサポートする新しい基準を導入する一方で、このトラッキング機能を排除したいと考えている。
グーグルは、この変更によってユーザーのプライバシーとセキュリティが向上すると同時に、ウェブサイト所有者がサードパーティ・クッキーなしでビジネスを維持するためのツールを提供できるようになるとしている。
グーグルは2024年第3四半期から、規制当局の承認を待って、サードパーティ・クッキーの削除をChromeユーザーの100%に拡大する計画としている。
これは、デジタル広告の運用方法に大きな変化を迫るものである。より不透明なトラッキング方法へとサイトを押しやるのではないかと危惧する声も出ています。
移行を容易にするため、グーグルはアイデンティティ、広告、詐欺検出などのユースケースに対応する新しいプライバシー・サンドボックスAPIを公開している。しかし、広告エコシステムがどのように適応するかについては、まだ不確実性が沢山残っている事と、また延期がある可能性も。
来年の最初の1%の非推奨化は、ウェブサイト、広告主、その他の業界関係者にとって、互換性を評価し、より広範な展開に備えるための重要な期間となる事は確実ですが、ウェブブラウジングにおけるグーグルの優位性を考えると、どこを基準に慎重にアップデートするかは注視すべき事項です。
サードパーティのクッキー・トラッキングに依存しているデジタル広告業界や広告代理店にとって、このニュースは物議を醸しそうなのはもちろん、一部のアドテク企業は、現在のデータ収集能力を失うことになる。
広告主やパブリッシャーは、ユーザーに適切な広告を提供するための新しい方法を採用しなければならない可能性も。
このシフトは、グーグル、フェイスブック、アマゾンのような、ログインしたユーザーデータの宝庫を持つ「壁に囲まれた庭」に利益をもたらす可能性がある。
プライバシー擁護団体はこの動きを歓迎しているが、グーグルのプライバシー・サンドボックスは秘密の追跡を制限するには十分ではないと警告する者も出てきています。
いずれにせよ、どのような形になってもクライアントが求めている結果を最大限出せる事が制作会社や運営会社の使命ですので、一番正しくベストな方法を弊社は引き続き提供してまいります。
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