WordPress(ワードプレス)サイトの遅延を診断する3つのステップ。遅延はサイトの価値を下げます。

2023年8月22日

以前の記事ですが、『Webサイト検索指標にも影響ある表示速度。それらを確認する『PageSpeed Insights』ツールはサイトの脆弱性対策にも活用してください。』という記事もご参考にご一読ください。

WordPressサイトの遅延を診断する3つのステップ

何か表示がおかしいな?と思った場合はウェブサイトのテストから速度低下の原因を特定していきましょう。ホスティングサービス、サイト自体、またはその両方など、どこに原因があったとしても、丁寧な診断から始めることが重要です。手順をご紹介。


ステップ1. ページ読み込み速度テストの実施

まずはサイトの読み込み速度を計測することをおすすめします。
2秒以上かかると、ユーザーエクスペリエンスの観点から最適とは言えなくなってきています。
Google PageSpeed Insightsなど、計測に使えるサービスは豊富に存在していますので、それらで活用しましょう。

現在、弊社にご相談を受けている上図のような状態はかなり良い状態とは言えないサイト。
一定の企業はAWSを使っておけば大丈夫。というような認識があるようですが、AWSはとても細かな設定を行うため、使う費用ではなく、設定する技術者の費用を考えていないケース、設計を疎かに依頼しているケースが散見されます。ランニングコストをある程度払え、すばらしいサービスを使うのであれば即座に改善すべき状況。


ステップ2. WordPressの場合はテーマとプラグインを調べる

パフォーマンスの問題を発見するために、WordPressサイトのテーマとプラグインもテストする必要があります。中には、最適化が十分でないものもあります。

先のスピードテストのセクションでは、問題のあるテーマやプラグインをレポートから発見する方法に触れました。これとは別に、もっと直接的な検査方法もあります。
テーマやプラグインを1つずつ無効にして、サイトのパフォーマンスの違いを確認していく

この場合は必ずステージング環境は必要です。

最近のレンタルサーバーでもステージング環境は備わっておりますので、慣れたものを選択する事が一番です。

このステージングサイトは、サーバーの仕様やその設定に至るまで、事実上、本番サイトの完全なコピーとなので、安全な環境で、本番サイトに影響を与えることなく、ウェブサイトの改修やテストを実行することができますね。


ステップ3. アプリケーションパフォーマンス監視(APM)の使用

スピードテストや負荷テストと組み合わせるかたちでAPMを使うことで、ウェブサイトの診断を包括的に実施可能です。

優れたAPMを使用すれば(ステージングサイトを立ち上げて、どのプラグインやテーマを無効にするかを一つずつ推測する代わりに)サイト上で何も変更することなく、パフォーマンス低下の原因を特定することができます。APMは、時間のかかっているトランザクション、データベースクエリ、外部リクエスト、WordPressフック、プラグインなどを追跡・分析するのに便利です。

ただし、APMの使用は初心者にはとても優しいとはいえないものです。
経験の開発者であっても、効率的に活用するには、ある程度の経験が必要になります。
さらに、ほとんどのツールでライセンスが必要なため、コスト面も考慮しなければなりません。


少しややこしい内容もあるかと思いますが、最低限2まで行う事で大きな改善は見られますので、状況が良くない。改善していきたい場合はぜひお試しください。


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