2024年4月4日
Googleのコアアップデート含め、Google Ad、Googleアナリティクス、Googleマイビジネスプロフィールなど全てのGoogleサービスがアップデートを展開しています。
特に今後、顕著になりそうなのはGoogle検索とGoogle Adではないでしょうか。
今回はGoogleのクローリング優先順位に変化が出る事と、今のところ（4月4日現在）サーチコンソールなど各種ツールで弊社が確認している上でのアナウンスとなりますので、6月にDKIM、DMARC関連でGmailが届かなくなる事や7月にはUAが完全データ削除などGoogleのレポートや広告運営を行っている企業のみならず、全ての企業に少なからずどこかの部分で影響が出る事は確実です。
こういった大きなアップデート時は、ギリギリに対応をするのではなく、スケジュールを決め、今自社が優先すべき順位は何なのかタスク化し、対応をしていく事を推奨いたします。
Google検索のコアアップデートとAdは急ですが、他は事前にアナウンスされていますので、確認されていなかった場合はこの機会にご確認ください。
今後のGoogleクローリングの優先順位はどうなるか？
- Googleは、より少ないページをクロールし、データ消費を減らすことに取り組んでいる。
- Googleは以前、クロールの決定は動的であり、様々な要因に基づいていることを明らかにした。
- 効率的なクロールとインデックスを確保するためには、コンテンツの質の向上が不可欠である。
少し曖昧な表現もありますが、Googleはアクセシビリティも優先するのであれば『四六時中動く』コンテンツというのはあまり望ましくないのかもしれません。
現時点でも何をメッセージとしているのかわからない。と最先端のフロント技術で動きをつけたはいいものの、問合せも閲覧数も減少してしまい、どうにかしてほしい。というご相談が増えて来ています。
今SEOは意味がなくなるのか？
これは結局企業、サイトがどこを狙っていくのか。というものが定まっていない限り、なんとなく埋め尽くし、ページを増やしていたサイトは意味がなくなるではなく、除外されるケースが増える可能性が出てきています。
後日、ここ最近の繁忙期で成功事例・失敗事例をアナウンスできておりませんが、とくにリアルタイムで常に10万PVをこえているサイトはそのまま継続。（当然関係者のIPは除外）
閲覧されているページタイトルも大きな変化なし（リファラスパムなし）
クロールバジェットと呼ばれる概念
この概念は、検索エンジンが毎日クロールできるページ数を制限して、そのページがインデックスされるようにしなければならないというものもアナウンスされていましたが、GoogleのSearch Relationsチームは最近、ポッドキャストでこの件を覆し、Googleが様々な要因に基づいてクロールの優先順位を決定していることを説明しています。
この件に関しては、様々な失敗も成功もしている自社メディアを運営している弊社及びクライアントのスコアを見ていると、上がる見込みがないサイトが突如検索上位に表示されはじめたりしてきているサイトもいくつかありました。
これは後日、一般公開用月次レポートにてご案内いたしますのでお楽しみに。
今、問合せが少ないとお悩みの企業も少しのマイナーチェンジ（動きはつける必要なし）でチャンスはつかめる状態にあります。
GoogleがSEO評価で変わらないであろう提案
これは以前から変わらない事だらけですが、新年度なので初めてサイトを立ち上げる企業様、これから改善担当に回ったご担当者様が少しでも把握しておくと売上が見込める運営が楽になりますので是非お忘れ無く。
- 品質を優先： ユーザーの意図を満たし、現在の検索需要に沿った、質の高い、関連性のある、魅力的なコンテンツの作成に注力する事。
- コンテンツを最新に： ターゲットにとって価値のあるコンテンツであり続けるために、定期的にコンテンツを更新・リライトし、正しい状況を提供する事。
- 検索需要のトレンドを監視： 新たなトレンドやトピックに対応するためにコンテンツ戦略を適応させ、ウェブサイトが関連性を保ち、クロールされるにする事。
※これはニュースメディア系のみの体裁で作っているサイトに限定 - 技術的なベストプラクティスを実施： 効率的なクロールとインデックスを促進するために、ウェブサイトがクリーンで構造化されたアーキテクチャと強固な内部リンク戦略を備えていることを確認する事。
AIについては触れていませんが、結局もう企業が求める情報と個人が求める情報は分離しているので、無理に企業情報内に個人が検索しそうな情報やセンセーショナルな記事はWebメディア以外行う必要はないと弊社では思っています。
大きなアクセスがあれば成功！と捉えてしまうと、本質が何だったのか見定める解析も無駄になってきますので、BtoBサイトは気をつけて運営を進めて行くだけで、それこそ今の日本のようにインバウンド（プル型マーケティング）を狙うサイトを突き詰めた方が中長期スパンでも安全です。
SEO対策含め、サイトをどうしても成長させたいという場合で、少し分析してほしい、サポートをしてほしい。という場合はお気軽にフォームよりご連絡ください。