Gmailにおけるセキュリティ強化の方針を発表。迷惑メール判定を軽減するための対策は?

2023年11月17日

Googleオフィシャルブログにて、Gmailにおけるセキュリティ強化の方針が発表されています。

https://blog.google/products/gmail/gmail-security-authentication-spam-protection/(英語)

これに伴い、メール配信システムや独自のメール配信方法をとられている企業は、2024年02月以降、
GmailやGoogle Workspace(旧Gsuite)で作成されたメールアドレスへのメール配信について、迷惑メール判定を軽減するために以下の対応が求められます。


送信通数1日5000通未満の場合

送信元アドレスに弊社指定のSPFレコードの設定、又はDKIM作成者署名の設定を行う。
送信元アドレスにGmailを利用しない。


送信通数1日5000通以上の場合

送信元アドレスに弊社指定のSPFレコードの設定、及びDKIM作成者署名の設定を行う。
送信元アドレスにGmailを利用しない。
送信元アドレスにDMARC(適用ポリシーはnoneで可)を設定する。


これらの影響で、利用しているメールマガジン配信システムが今後List-Unsubscribeヘッダの実装を行うものであるか、ご利用の企業様はご確認ください。


List-Unsubscribeヘッダが実装されているメールマガジンシステムの場合

2024年2月以降、解除URL、ワンクリック解除URLが利用されているメールには、List-Unsubscribeヘッダが挿入されます。
これにより本文内の解除用URLとは別に、受信メールの送信元情報の部分に以下の画像赤枠部分のような「メーリングリストの登録解除」のリンクが表示されるようになります。

2024年2月以降、解除URL、ワンクリック解除URLが利用されているメールには、List-Unsubscribeヘッダが挿入されます。
これにより本文内の解除用URLとは別に、受信メールの送信元情報の部分に以下の画像赤枠部分のような「メーリングリストの登録解除」のリンクが表示されるようになります。

SPFレコード、DKIM作成者署名、DMARC設定済みのメールアドレスの提供

「Gmail等のフリーメールしか持っていない」、「独自ドメインの取得には障壁がある」等のメールマガジン配信システムご利用者様向けに、必要な迷惑メール対策要件を満たした提供も可能です。


GoogleだけではなくYahoo!やAOL、その他プロバイダも今後注意は必要

GmailやGoogle Workspace(旧Gsuite)で作成されたメールアドレスへの1日の配信総数で必要な設定内容に相違があるようですが、Yahoo!AOLも類似の迷惑メール対策強化を発表しており、今後その他のメールサービス提供会社へも波及する事が考えられますので、ご紹介させていただきました各種設定などがわからない。確実に届くメール配信システムを導入したい。などの場合はお気軽にお問合せください。


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