Shopifyが「従来のお客様アカウント」の廃止を告知。改善?改悪?ユーザーに混乱もあるが解決策など

2026年3月1日

Shopfyを運営、サポートしている事業者に2026年2月26日、Shopifyより「従来のお客様アカウント(Legacy customer accounts)」の非推奨化がアナウンスが一斉にされましたね。
もう少し事前告知、細かな内容を判断できるページが欲しかったのですが、Shopify公式アナウンスは以下


Changelog:What’s new in Shopify

Legacy customer accounts are deprecated

新規ストアや、今(2026年アナウンス)しているこの機能を利用していない既存ストアではすでに提供が終了。当然ながら、今後は機能アップデートやテクニカルサポートも停止に。
最終的な廃止日程は2026年後半に発表される予定となっており、既存ストアは早急に最新バージョンのアカウントへアップグレードせざるをえない状況です。


Shopifyで何が起こったのか?現状と仕様変更の背景

すでに既存のストアからも従来のお客様アカウントの設定は削除されており、一度新しい方式へ切り替えると元の設定には戻せなくなっている。
この仕様変更の背景には、近年高まるセキュリティリスクへの対応や、AI時代に向けた新しいつながり方の思想に基づくShopifyの方針転換が主。
パスワードを持たない認証方式は、Shopify に限らず各種決済機能やプラットフォームにおける標準的なセキュリティ対策の潮流となっています。


大手ではない方が自由度、柔軟性が早い。懸念はユーザーがついていけるか。

関係ないですが、Shopifyのサービスではなく、アナリティクスも比重にすぐれているGoogle依存しないPlausibleというサービスにも注目してみるのも面白い結果が出そうです。


新しいアカウントの機能とシステム構造の変化

新しいお客様アカウントへの移行により、顧客向けの機能が拡張される一方で、裏側のシステム構造に根本的な変更が生じます。

認証機能と利便性の向上

メールアドレスと6桁のワンタイムコードによるパスワードレス認証となり、流出やパスワード忘れの対応負担が軽減されるみこみ。また、GoogleやFacebookのソーシャルログイン、セルフサービスでの返品機能、B2Bにおける会社単位の認証などが標準で提供予定。

マイページのLiquidからの完全移行

これまで Liquid を用いて行っていたマイページの構築・カスタマイズは廃止され、Shopify が提供する標準UIに移行します。今後の独自カスタマイズは、「Customer account UI extensions」というブロック拡張機能を用いて安全に行う仕様となります。

シングルサインオン(SSO)の仕様変更

外部システムとの認証連携で利用されていた「Multipass」機能が非対応となります。今後は「IDプロバイダー(IdP)連携」を利用してSSOを実装する必要があります。


これらを踏まえて日本EC事業者はどうすべきか?

ラットフォームの構造変更に伴い、日本のECサイトで一般的に行われている運用において以下の対応は最低限必要となりそうです。

会員登録フォームと同意取得プロセスの消失

新しいお客様アカウントはパスワードレスによる即時ログインが前提となるため、従来の「登録フォーム経由での利用規約への同意」や「生年月日・性別などの属性情報の取得」をログイン前に一度に行う導線が標準では存在しない。
両者ともに、法的・マーケティング的観点から重要なプロセスであり、設計の再検討が必要。

マイページデザインのテーマとの切り離し

新しいお客様アカウントのマイページはストアのテーマとは別の領域(別サブドメインなど)で稼働するため、テーマ側のヘッダーやフッターが表示されません。また、マイページトップにポイント残高や会員ランク、注文履歴などを自由にレイアウトして一画面に集約表示するといった構成変更も、標準機能のみでは対応できません。

アプリの対応状況

新しいお客様アカウントのマイページは「Customer account UI extensions」に対応したアプリでのみ拡張が可能です。テーマ埋め込みを前提とした従来のアプリはそのままでは表示できないため、利用中のアプリが新仕様に対応しているかの確認が必須となります。


ShopifyならずECサイトのリスク

CMSでもそうですが、昨日過多、app型は運営を除外するエースはすうなからずあります。
同じ事を繰り返し、スクラップ&ビルドのようなものが続く場合は、単純に利用者、管理者の迷惑やトラブルに起因する可能性もありますので、弊社はずっと言い続けているセカンドオピニオンも大切だと思っております。大きな売り上げを優先するサービスと小さな事業者を帆走していくサービスはいつも賛否ありますが、非確定どのサービスも構築費用は驚くほど高くないのですが、重要な項目は見逃さず、準拠するようお願いいたします。

これらにともない、素晴らしいアプリを即リリースした日本チームもおりますので、Shopify運営者は常に公式サイトやコミュニティで確認をお願いいたします。


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