2017年3月10日
リスティング広告とSEOについて
「リスティング広告を検討してみませんか」「SEO対策は行っていますか」など、営業電話が物凄くかかってきてしまっていて、よくわからない言葉だけどWebの何かである事は知っているという方もいるかもしれませんね。
電話ベースですと業務中にわからない事を伝えられても読み返す事もできず、なんとなく検討した方がいいのかな?というような気持ちになる企業ご担当者様もいるかと思います。また、リスティング広告とSEOについて同じものだと思っていたり、それぞれの特徴を逆に覚えていたり、はっきりと区別ができていないことがあります。
リスティング広告とSEOではそれぞれメリット・デメリットが異なり、また、改善したい際に行う対策が異なりますので、Webで集客を行いたい・商品の認知を上げたい、という場合、その違いを知らないと機会損失につながってしまいますので、必ず覚えておいて損はしない言葉であり、施策でもあります。
それではリスティング広告とSEOに違いについて少しご紹介させていただきます。
リスティング広告とは、Web上に掲載できる広告の1つですね。
掲載される場所はGoogleやYahoo!などで検索した際に表示される検索結果の画面。
一度でも検索を利用された事がある場合は、あー!あれ!という感想をお待ちかと思いますが、検索結果の画面には通常の検索結果も表示されており、リスティング広告はその上部や下部に表示されます。
Googleであれば広告のマークが記載されていますので、通常の検索結果かリスティング広告かは判別することができるかと思います。
広告といえば、少し前までは一番だったテレビのCM。それらは広告を掲載することで広告費が発生し、効果測定等はさっぱりわかりません。リスティング広告の場合、広告を検索結果画面に掲載するだけでは広告費は発生せず、広告がクリックされることで広告費が発生する仕組みに。
尚且つ、クリック単価も決める事や配信時間なども決める事ができるので意味のない時間、購入ターゲット層が活動していない時間帯、エリアに配信する事を未然に防ぎ、効率よく広告配信を行う事が可能になります。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」
※SEOに関してはこちらの記事もご参照ください。
検索エンジン、つまりGoogleやYahoo!などにおいて、自社のWebサイトを上位に表示させるために、Webサイトを最適化させていくこと。
検索結果の表示順位が上位であればあるほど、ユーザーのクリック率(Webサイトへの流入率)は高くなるため、表示順位を上げれば、自社のWebサイトを多くの人に見てもらうことができます。
SEOが重視されているのは、上位に表示され、流入が増えるから。というだけではなく、プッシュ型マーケティングよりプル型マーケティングの方が確実に成果(コンバージョン)を達成するパーセンテージが高いため、googleのSEOアップデートが起ころうがしっかりとした対策を講じなければならない方法です。
これは新しいテクノロジー(音声検索)などが出てきた場合も結果は同じになるはずです。
指し示すものが異なる
前述したように、リスティング広告とは検索結果に表示される【広告そのもの】を指し、SEOとは検索結果の表示順位を上げるための【施策や技術】を指すため、そもそも対になる言葉ではありません。
検索結果の画面に表示されたものに対して、リスティング広告と呼ぶことはあっても、通常の検索結果をSEOと呼ぶことはありません。
コントロールのしやすさが異なる
リスティング広告と通常の検索結果では、表示順位の決まり方が異なります。
リスティング広告では、GoogleやYahoo!などが広告に対して下した評価と、広告主が設定する1クリックあたりの希望金額(入札価格)の掛け合わせで決定。
広告の評価についてはGoogleやYahoo!などに決定権があるため、広告主側で完全にコントロールすることはできませんが、入札価格に関しては広告主に決定権。
もし広告の評価が低かったとしても、入札価格を高くすることで、表示順位を上げることが可能。
一方、通常の検索結果の表示順位はGoogleやYahoo!などがそれぞれ採用しているアルゴリズムによって決定。
そのアルゴリズムの中身について、公式に発表されているものも一部ありますが、大半が未公表なので、ああではないか、こうではないかと推測しながらSEOを行っていくことになります。
リスティング広告では広告がクリックされることで費用が発生します。広告の表示だけでは費用は発生しません。
リスティング広告を用いてユーザーにWebサイトを訪れてもらうには、必ず費用が発生するということです。
反対に、SEOの場合、知識をしっかり身につければ費用をかけず定量的にアクセスが担保できるという事になりますね。
※自社内で対応できず、委託する場合はもちろん費用が発生する事が多いですが、当社の場合は新規サイトの場合は無料で対応致します。
検索に使用するデバイス、PCなのかスマートフォンなのかによって、表示順位の扱いが異なります。
リスティング広告ではPCのみにテキストや画像広告を配信、スマートフォンのみにテキストや画像広告を配信、その両方に配信することもできます。またデバイスごとに表示される広告文を変えたり、リンク先(着地させたいページに誘導)を変えたりすることも可能。
もしPCへの配信結果よりスマートフォンへの配信結果の方を重視したいのであれば、PCへの配信を弱めてスマートフォンへの配信を強化することも比率調整で可能。
通常の検索結果では、PC向けのサイトの表示順位と、スマートフォン向けのサイトの表示順位が連動していましたが、2016年12月以降、基本的にPC向けのサイトに対する評価をそのままスマートフォン向けのサイトに当てはめているので、PC向けのサイトとスマートフォン向けのサイトの表示順位は同じでした。
2017年GoogleはMobile First Index(モバイルファーストインデックス)の導入を決め、「PCでの順位 < スマートフォンでの順位」と当てはめていたのを「スマートフォンでの順位 < PCでの順位」と、逆にする形をとりました。
つまりリスティング広告では特定のデバイスでのみ上位表示を行うことができますが、通常の検索結果ではデバイス間で連動してしまい、特定のデバイスでのみ表示を上げたり下げたりすることができません。
せっかくPCでは上位だったのにスマホでは全くページが出てこない・・・という場合は早急にスマホ対応サイトにする事をお薦めします。所有率なども勘案するとMFIの流れは変わる事はほぼないので、スマートフォン用サイトを作られていない方は事業内容にかかわらずユーザービリティの側面なども踏まえ、早めにスマホ対応される事を推奨いたします。
Webサイトリニューアルから新規ホームページ制作まで、目的達成を実現いたします。
各種Webサイト・ECサイト制作に関するご相談、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。
Tel : 03-5324-2318 / Email : info@reinc.jp